海外旅行保険って入るべきか、入らなくてもいいものか悩みますよね。実は海外旅行保険は必要ないこともあります。
費用を抑えてできるだけ安い保険に入りたい。
でも、海外で万が一のことがあったら高額の医療費がかかってしまう。ならば手厚い保障の保険を選ぶべきか…。
留学・ワーホリの準備を進めて行く時に、誰もが一度はぶち当たる壁です。
今回は留学やワーホリにオススメの保険をご紹介致します!
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みんな海外旅行保険に入っているの?
保険って、無くても大丈夫な気がしませんか。そもそも、留学・ワーホリできるほど元気な体なわけですから、たった数ヶ月〜数年で不幸が訪れるリスクは少ないように感じます。
実際のところ、海外旅行保険は必要なのでしょうか?
ワーキングホリデーの場合
ワーホリをする時は、入国時に保険の有無を確認されることになります。ただ、審査官や国、地域によって、厳しさはそれぞれです。そのため、無保険で入国する人も居ますし、安く入れる現地の民間保険に加入する人も居ます。
ただ、ワーホリの場合も多くの人が日本出国前から帰国までがフルで保障された海外旅行保険に加入しています。
留学の場合
留学のときは、ほとんどの場合学校に入学する際に海外旅行保険が必要になります。提出のタイミングはそれぞれの学校や国で異なります。留学生で無保険の人は、ワーホリ以上に少なく、日本の海外旅行保険に加入している人が圧倒的多数です。
主なパターンまとめ
- 日本の海外旅行保険に加入している
- 現地の保険に加入している
- 無保険
無保険が危険な理由
無保険でも大丈夫なんだ!と思った人も居るかも知れません。
でも無保険は絶対にオススメ出来ません。無保険で留学するリスクはいくつかあります。
海外は医療費が高い
海外は医療費が高いって聞いたことありませんか?実際には、救急車を呼ぶだけで5〜10万円、盲腸の手術で300万円程度と言われています。
しかも保険に入っていなければ、全額自己負担!慣れない土地で、怖い思いをしているのに尚、お金の心配までしたくないですよね。
病気だけでなく事故や怪我も多い
海外に留学すると、楽しくなって色んなところに出かけたりスポーツをしたくなります。せっかく海外に住むのですから、後悔しないようどんどん行動した方がいいですよね。
スノーボードやサーフィンなど、楽しい刺激がいっぱいあります。
実際私の知人で、
・カナダに留学中、スノーボードを楽しんでいたところ転倒して骨折。現地の病院に救急搬送された上に、現地では治療できず日本に緊急帰国していった人
・缶詰を開けたときに、指をザックリ切り、日本で手術するために緊急帰国した人
・ただ道を歩いていただけで、相手の不注意で交通事故に巻き込まれた人
などが居ました。
思わぬところに、怪我が潜んでいるものですよね。
でも怪我を心配して何も出来なくなるのはもったいない気がします。
入国できないこともある
入国審査の際、審査官に求められて保険の契約書を提出しなければならない場合があります。また、国によっては、入国時に空港内の移民局に行きビザの正式な手続きを行なってもらうこともあります。その場合は、必ず保険の契約書を求められます。提示出来なければ、入国できないこともあります。
海外特有の病気に気をつけてよう
海外には日本にはない、または日本ではメジャーでない病気もあります。この機会に一度確認しておきましょう!
うつ病
イギリスやカナダなど、寒い国ではメジャーな病気です。厚い雲が空を覆う極寒の冬が、一年の半分以上の間続きます。現地の地元住民でさえ、うつ病に悩まされている人が多いと言われています。天候の問題が大きいため、ビタミンを摂取するなどして予防する他、対策はありません。
一度発症すると再発率が高いと言われるうつ病なので、気を付けたいところですよね。
破傷風
オーストラリアではファームジョブをする人がいるかも知れません。ワーホリでセカンドビザやサードビザを取るならばファームジョブは必須となります。そこで気をつけたいのが、破傷風です。土の中は細菌も存在します。傷口から細菌が入ると大きな病気を引き起こす危険性があります。破傷風は最悪全身麻痺から死に至ることもある恐ろしい病気です。日本で事前に予防接種をしておくのもオススメですよ。
狂犬病
先進国には狂犬病を持っている犬は本来そう多くはありません。フィリピンに留学する場合は、ほとんどの人が予防接種を行うと言われていますが、オーストラリアやアメリカ、カナダなど先進国では予防接種を受ける人はあまりいないかと思います。
ただ、野生のアライグマなど狂犬病の菌を持っている可能性がある動物は、先進国でも身近なところにいます。リスも海外では至る所で見られますが、可愛く見えても意外と獰猛で人を襲うこともあるそうなので気を付けましょう。
保険の選び方
海外旅行保険を選ぶとき、たくさんの保険がありすぎて、どこにするか悩んでしまいますよね。ここでは私の経験を元に、保険の選び方を紹介します。
治療費無制限がベター
保険に入る理由はもちろん、保障が欲しいからですよね。保険料と保障内容はもちろん、比例しますが、オススメはやはり治療費無制限のもの!
日本は公的保険に強制加入させられますよね。そのため、健康な若者なら治療費3割負担となっています。海外では公的保険には加入できませんし、そもそも制度自体がない国もありますから、全額自己負担なんてことも大いにあり得ます。
何があるか分からないのが旅の醍醐味ですから、どうせ買うなら最大限の安心を買いたいと思い、私は治療費無制限のものに入りました。
キャッシュレス対応可
日本で契約する海外旅行保険の場合、キャッシュレス診療を導入しているものが多いです。キャッシュレスとは、治療を受けに病院に行くとき、お金を払わなくて済むというものです。病院サイドに保険証券を見せるだけで、請求は保険会社に直接行ってくれるのです。
盲腸の手術でも300万かかると言われていますが、そんな大金すぐに引き落として支払いできる留学生なんて滅多にいないでしょう。キャッシュレスじゃない保険なら、まず自分で建て替え精算しないといけないので、よほど貯金に余裕がある人でないとオススメできません。
キャッシュレス診療は保険会社と提携している病院でしか出来ないので、自分が住む予定の都市にも提携病院があるか、事前に保険会社のサイトから病院一覧で確認しておくと安心です。
日本語通訳の費用もOK
病院によっては、日本語通訳者が常駐しているところがあります。または、現地で通訳代行してくれる会社があり、依頼することも可能。
そんな時に日本語通訳の費用が、保険金として支払われるかが大きなチェックポイント!まれに通訳費は含まれない保険会社もあるので、その場合は通訳代だけ自費で出さなければいけまけん。
通訳が必要ないほど英語が話せるようになっていることが望ましいですが、体調が悪くて切羽詰まっているときに、難しい医療用語や痛みの表現方法に悩むのは辛いです。通訳OKのプランだと嬉しいですよね。
家を出てから帰るまでカバー
海外旅行で、飛行機の欠航や携行品損害はよくある話しですよね。海外旅行保険は、日本出国前から、帰国まで保証がしっかりあるので安心です。
日本出発日や帰国日の急なトラブルや事故があっても、もちろん対応してもらえます。
内容が分かりやすい
契約内容がわかりずらい保険会社はやめておきましょう。例えば「1週間程度の旅行向け海外旅行保険がメインのため、留学の場合は会社に直接問い合わせをしないと詳細を教えてもらえない」というような保険会社もまれにありますが、私はオススメしません。
なぜなら、そういう会社はそもそも留学やワーホリ用の保険には重点を置いておらず、何かあったとき本当に保険を利用できるかどうか分からないからです。仮に保険はしっかり降りるとしても、「保険とは安心を買うためのもの」なのに疑念を持ったまま留学するのでは意味がない気がしませんか?
人気の海外旅行保険をご紹介!
ワーホリ勢から根強い人気のAIG(旧AIU)保険。ネームバリューのある東京海上日動など、保険会社はいくつかあります。とはいえ、留学やワーホリ専用の海外旅行保険は意外と少ないもの。その中でも、人気が高く加入しやすいものを紹介していきたいと思います。
ちなみに、治療費は補償内容によって異なりますので、ここでは治療費無制限のプランの料金を提示しています。
東京海上日動
6ヵ月以上、最長で2年まで契約できます。基本は4つのタイプから希望に合うものを選択・契約することになりますが、留学やワーホリのための賠償責任などが付いた留学生プランも用意してくれているのが嬉しいところ。7か国語に対応できる保険の加入証明書を発行してくれるので、英語圏以外の国に留学する場合にも安心ですね。
費用:19万円~
申請方法:ネットで資料請求→郵送、インターネット(6ヵ月未満の留学)
AIG損害保険
治療・救援費用が無制限なだけでなく、怪我やトラブルにも手厚い保証が人気のAIG。飛行機の遅延もカバーされていますので、出発から帰国まで安心して過ごすことができます。さらに、日本語対応のコールセンターがあり、24時間受付可能なので、海外初心者には特にオススメです。
費用:24万円~
申請方法:インターネット、電話で資料請求→郵送
ジェイアイ傷害火災保険
フル保障、キャッシュレス、通訳費用も出るのに、比較的リーズナブル。しかも、JTB系列の保険会社なので、保険の申請手続きなどをJTBの旅行会社デスクで行うことができます。保険代理店で契約するより気軽にできますし、どの都市にも大抵店舗がありますので便利。
タビホというネット契約が基本になるタイプだと最長1年までの契約ですが、ネットで簡単に申し込みができます。
費用:19万円~
申請方法:インターネット、JTBデスク
まとめ
海外旅行保険は入らなくてもよいと思われてしまうこともありますが、絶対に入っていきましょう。日本に住んでいても何らかの公的な健康保険に絶対に加入する義務があり、年間20万円程収めているので、実際の負担額は日本に住んでいるのと海外旅行保険に加入するのとそう変わりがありません。
現地で加入する保険も安いというメリットがありますが、手厚い保証を得るなら日本から加入できる海外旅行保険がオススメです。
今回も、参考にしていただけると嬉しいです。