英語が苦手で日本で勉強をあまりしてこなかった人こそ、留学した時に英語が伸びやすいと言われていること、知っていますか?
「留学したいけど、英語に自信がないなぁ」と思っている人も多いことでしょう。
でも大丈夫。留学している人の多くは、英語が話せない人ですから。最初から英語ペラペラの人はいないものです。
もし英語が全く話せなくても留学はできます!
今回は、英語が全く話せない人が留学するメリットや注意点についてお話しして行きたいと思います!!
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英語が全く話せない人が留学するメリット
英語が話せない人が留学をするとあまりいいことはないように思えるかも知れませんが、メリットもたくさんありますよ。
英語をクリーンに吸収できる
全く英語が出来ない人は、「先入観がないので綺麗な英語を覚えられる」
と言われています。一度覚えたことを変えるよりは、ただ覚えるだけの方が、やることが少なくて済みます。
発音や単語のニュアンスなど、日本で習うものとは違うことが多いので、まっさらでクリーンな状態で最初から正しい英語を覚えた方が効率が良いですよね。
例えるなら、赤ちゃんがお母さんから英語を教えてもらう時のような感じです。
伸びシロしかない
50を100にするなら伸びしろも50、でも0を100にするなら伸びしろは100。ポジティブに考えれば英語が全く話せない人ほど、英語の伸びしろは大きくなります。
留学して、何も得ずに帰国となる人はあまりいません。
もちろん、本人の努力や気持ちが大切なので、日々英語を使うよう心がけましょう。目標は高く、留学期間もできるだけ長い方がいいでしょう。
日本の英語学習はニュアンスが違うこともある
英語を勉強して来た人は、ある程度自分なりに英語を理解している人ということですよね。単語力もあるし、難しい文法も知っているかも知れません。
でも、日本で常識のように教えられている英語は、実際現地では違う意味になってしまうこともあるんですよ。
簡単な例を紹介しましょう。
中学1年生で習った挨拶の定型分「How are you?」に対する返事は「I'm fine. Thank you」ですよね。
でも、実はI'm Fine は元気モリモリなポジティブワードではなく、ネガティブな印象のワードです。
「え!Fine は元気って意味でしょ?合ってるじゃん!ダメなの?!」
と、誰でも思ってしまうところですが、Fineを使うとネイティブの感覚としては「まぁ、そんなに良くはないけど何とか。。。」といった意味に捉えてしまうんです。
なので「調子いいよ!」と言いたい時は「I'm good!」を使います。
このように、日本で教えられている意味と、ネイティブの感覚は少し違っている英語はいくつもあります。日本での勉強が無意味になることは全くありませんが、覚えなおす必要があることも出てくるということです。
留学時の注意点
全く英語が話せない人が留学をする時には、気をつけたいこともあります。
どこまで伸びるかは自分次第!
留学中、日本人とばかり一緒に居た。
英語の勉強は学校以外でしなかった。
辛くてすぐに帰ってしまった。
ということになれば、留学を失敗してしまう場合ももちろんあります。
特に最初の時期は、言いたいことが言えず、何を言ってるかも分からなくて悩んだり辛い思いをすることもあるでしょう。
そんな時に、日本人の友達に頼りたくなってしまうのはみんな同じです。
でも心を鬼にして、日本語を使わないことで英語がぐんと伸びていきます。
留学で失敗ないためのオススメの方法
頑張って行った留学で、「失敗して帰ってくるのだけは避けたい」と思いませんか?
少しでも留学をモノにするためにオススメの方法を紹介していきます。
日本で事前に少し勉強する
全く英語を話せないことのメリットもありますが、必要最低限の挨拶や単語、文法などは日本で勉強しておきましょう。そうでないと、辛い思いをするのは自分です。
英語が分からなくて恥ずかしい思いをすることもあるかも知れませんし、授業について行けなくて日本に帰国してしまう人も少なくありません。
留学をする前には、クラス分けテストを行います。クラスが下になればなるほど基礎的なことから学びはじめます。留学は期間が限られているものですので、高みを目指すならば、日本で事前に勉強しておくことが必要になります。
単語を覚える
必要最低限の簡単な単語だけでも暗記しておきましょう!
ABCも分からないような状態だと、基礎学習に時間を取られてしまい、目指すレベルに到達するまでかなりの時間がかかります。
会話の定型文を流れで暗記してしまう
日常生活で使う定型文はいくつかあります。
人に会えば「How are you?」
物の値段を知りたければ「How much is this?」
など、絶対に使う言葉はそのまままるっと覚えてしまいましょう。一回ごとに頭の中で文章を作っていくのは面倒くさいですし、覚えてしまえば現地ですぐに使えます。
ネイティブと関わる
全く英語が話せないなら、それはチャンスでもあります。綺麗な英語を身につけるために、ネイティブとたくさん関わりましょう。関わる機会は作ろうと思えばいくらでも作れます。
仕事をはじめる
ワーホリはもちろん、学生ビザでも働ける国もあります。仕事で英語を使えるようになれば、学校で習ったことを日常生活で使えるチャンスが増えます。同じ職場の人との関係作りにも、お客さんとの関わりにも英語が必須になるので、常に緊張感があり英語を伸ばすには最適の環境です。学校の座学でインプットしたものをその日のうちにアウトプットできるのが魅力。
ランゲージエクスチェンジを利用する
ランゲージエクスチェンジは、母国語を互いに教え合う制度。カフェなどで大人数で行う場合もありますし、個人的に行うことも可能です。お互いにとってメリットのある制度なので、ただ一方的に教えてもらうよりも気軽に利用できますよね。とはいえ、個人間でやりとりしランゲージエクスチェンジする場合は、トラブルを避けるため安全性に十分配慮して行いましょう。
教会の講座を利用する
海外の教会では英語の講座開いています。しかもボランティアで行ってくれているので、もちろん無料。とってもありがたいですよね!
毎週決められた曜日、時間に、講座を開いていますので、行ける時だけ参加するのもアリです。
内容は、学校の授業とは違い会話中心。一つの話題について皆んなで話し合うような感じです!
日本人だと宗教の勧誘が心配になるかもしれませんが、特にないので心配しなくて大丈夫。
英語が全く話せない人にオススメの留学方法
それでも本当に長期の語学留学ができるかどうしても不安!
という時にオススメの留学方法を紹介します。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーは語学学校にも最大4ヶ月まで通うことができ、さらに就労も可能なビザとなっています。
英語が全く話せない人も多く、卒業時に高いレベルが求められるわけでもないので、気軽に留学できます。
学生ビザは「学校に通わないとその国に滞在し続けられない」というものになっていますが、ワーキングホリデービザは就学が必須なわけではないので、働きながら英語を伸ばしたい人にもオススメです。
おけいこ留学
好きなことを学ぶためには英語が必要になるため、英語の勉強も苦にはならないと思います。これは、英語が全く話せない人だけでなく、英語学習者全員にオススメの方法でもあります。「英語を学ぶ」のではなく、「何かを学ぶために英語を使う」ようになると英語が伸びると言われています。
おけいこ留学は、留学エージェントや学校によって様々な内容があるので、学んでみたいことがあれば、一度探してみましょう。
ただし、期間が短めのものが多いデメリットもあります。
まとめ
英語が全く喋れなくても、留学できます。
私が書いた留学に関する記事が他にもあるので、お役に立てるかもしれません。参考にしていただけたら嬉しいです。