「海外でワーホリをするなら円安の今がチャンス!」「コロナも落ち着いたしそろそろ海外に行きたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
カナダはワーホリや留学先として人気の高い国です。日本人もたくさん滞在しており、日本人向けの仕事もあります。ただし、都市選びを間違うと仕事が少ない可能性もあるため注意が必要です。
この記事では、カナダにワーホリをした場合仕事は見つけられるのか、どのように都市を選べば良いのかについて解説します。これからカナダでワーホリをしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
カナダのワーキングホリデービザの内容
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、ビザの名称です。カナダではワーキングホリデービザを使用して入国した場合、アルバイトや語学学校での学習ができます。
ワーキングホリデービザで滞在できるのは1年間です。カナダ国内であれば移動は自由で好きな都市に滞在できます。英語力のテストなどはないため、英語に自信のない方でも気軽に活用できます。
ただし、ワーホリビザの申請時で18歳以上、30歳以下という年齢制限が設けられている点には注意が必要です。また、1カ国につき1度しかビザは発行されません。ワーホリに行くか迷っている方は、早めに決断しましょう。
ココがポイント
- 滞在可能期間:1年間
- 年齢制限:18歳以上、30歳以下
- 一雇用主の元で働ける期間:6ヶ月
- 就学可能期間:4ヶ月
- ビザの延長:不可
- 英語力の証明:不要
カナダのワーホリではいくら稼げる?
日本の円安が進んでおり、海外で英語を勉強しながらお金を貯めたい!と考えている方も多いのではないでしょうか。
カナダはワーキングホリデーや留学先として人気の高い国で、昔からたくさんの日本人が訪れています。では実際のところ、いくらくらい稼げるのでしょうか?
カナダの最低賃金
カナダの最低賃金は州によって異なります。平均としては、17ドル程度です。ワーホリや留学生の多い地域の最低賃金は以下のようになります。
カナダの最低賃金
- バンクーバー:17.40ドル
- トロント:16.55ドル
- モントリオール:15.75ドル
参考:https://www.retailcouncil.org/resources/quick-facts/minimum-wage-by-province/
最低賃金は定期的に見直され、年々上昇傾向にあります。日本の最低賃金が893円〜1113円(2023年度)となっているため、カナダの最低賃金は日本の最低賃金と比較すると1.5倍程度も高額です。
日本でアルバイトをしてお金を貯めてからワーホリに行くよりも、現地で使うお金は現地で稼ぐつもりで渡航するのも方法のひとつと言えそうです。
日系だと時給が低い場合も
日系のレストランや雑貨店などでは、日本人スタッフが数多く働いています。日本やアジア系の住民がよく来店するため、アルバイトの募集も比較的多く出ています。
ただし、日系のお店では現地の最低賃金が守られず、最低賃金以下の金額で働かされることもあるため、注意が必要です。
アルバイトの応募をする際や面接をする際に、あらためて賃金について確認しておきましょう。
カナダにワーホリする場合の仕事の見つけ方
カナダワーホリで仕事を見つける際は、「思うように進まない」「そもそも求人が少ない!」と焦る方もいるでしょう。
カナダでは、日本のように求人情報サイトや雑誌が豊富に用意されているわけではありません。そのため、自力で求人を見つけ出す力が必要です。ここでは、カナダでの仕事の見つけ方について解説します。
求人サイトを活用する
日本ほど数は多くないものの、カナダにも求人サイトがあります。また、日系人のコミュニティが運営するサイトもあり、その中で求人情報を確認できるページもあります。
特に有名なサイトは、emapleです。求人だけでなくシェアハウスの情報や何でも書き込みができる掲示板などもあります。
日本語で表示されるため、英語が苦手な方でも安心です。ただし、基本的に日本人が利用するサイトなので、日本人向けの仕事が多い傾向があります。
英語を伸ばすためにローカルの仕事がしたいと考えている方や、賃金を少しでも高くしたいと考えている方には不向きかもしれません。
飛び込みでレジュメを配る
気に入ったお店で働きたいときや、ローカルのお店で働きたいときは、飛び込みでレジュメを配りに行きましょう。具体的には、いきなりお店に飛び込んで行って「仕事を探しているので、履歴書を受け取ってください」と伝え、レジュメを置いて帰ります。
スタッフを募集しているときや、興味を持ってもらえた場合は、お店の方から連絡がきます。すぐに連絡が来る場合もあれば、数週間〜数ヶ月後にいきなり連絡がくることもあるので、どうしても働きたいお店があれば早めにレジュメを渡しに行きましょう。
日本ではなかなかないパターンの仕事の探し方ですが、海外では意外とよく見られる求職方法です。恥ずかしいと思わずに、実践してみましょう。
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カナダワーホリの都市選びのポイント
海外に行けば簡単に仕事をもらえて、お金を稼げるというわけではありません。円安の影響で、日本人ワーホリが増えている一方、日本人観光客は減っているため「仕事がない」「倍率が高すぎる」といった事態も起きています。
カナダワーホリで仕事をゲットするためには、仕事を見つけやすい都市を選ぶことが大切です。ここでは、都市選びのポイントを紹介します。
1.人口の多い都市は仕事も多い
トロントやバンクーバー、モントリオールなどの大都市は人口が多いため仕事も比較的たくさんあります。
また、仕事の種類も豊富です。日系レストランの厨房やウエイターだけでなく、配送系のドライバー業、バーテンダー、雑貨店の店員、ブッチャー、ベビーシッター、ハウスキーパーなどさまざまな仕事があります。
仕事の種類が少ないと、やりがいのない仕事に就かなければなりません。カナダでの生活も今ひとつ楽しみきれなくなる恐れがあります。
一方、カナダで「やりたい仕事でイキイキと働くことができた」という場合は、帰国後の再就職の際に有利になる可能性があります。職場でできた友達の話や、英語が伸びたエピソード、やり遂げた任務などを採用面接で伝えれば、好印象を得られるでしょう。
2.日本人観光客が多く訪れる都市を選ぶ
日本人観光客が多く訪れる都市を狙うのも一つの手です。日本人が多く訪れるということは、その分日本人ニーズの高い仕事も多いということになります。
例えば、ジャパニーズレストランや日本人向けお土産店などでの仕事、日本語ガイドの仕事などがあります。日本人向けの仕事であれば英語が少し苦手でも、採用される可能性があるため、英語力に不安のある方にもおすすめです。
日本人が多く訪れる都市としては、トロントやバンクーバーなどの大都市だけでなく、カルガリーやケベックなどの観光地も挙げられます。どの都市が人気が高いか、旅行サイトやガイドブックを見ながら調べてみるのもよいでしょう。